【コラム】東北アジア平和協力機構実現が難しくても重要な理由(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.03 15:23
中国が東・南シナ海に執着する理由は太平洋の安保利益のためだけではない。1969年に国連アジア極東経済委員会(ECAFE)が東シナ海周辺の海底に1095億バレルと推定される石油埋蔵量を確認した。中国も独自の探査で700億-1600億バレルの石油埋蔵量があると推定した。その時から中国の国営石油総公社(CNOOC)は、日本が日中境界線に設定した中間線の近海で本格的な石油とガスの開発に着手した。
中国は中間線を認めず沖縄トラフまでの海域の領有権を主張している。中国は南シナ海でも中国大陸の石油総埋蔵量246億トンに匹敵する石油埋蔵量を発見した後、南シナ海の中央にあるスプラトリー(南沙諸島)でフィリピン・ベトナム・マレーシアと角逐している。中国は1974年、すでにパラセル(西沙諸島)からベトナムを撃退して滑走路を建設し、南シナ海支配の拠点としてしまった。