マンション暖房費不正疑惑を提起した女優キム・ブソンさん（５３）が「私が住んでいるマンションは５３世帯のうち１６世帯だけがきちんと暖房費を支払った」と主張した。

キムさんはこの日午後４時ごろ、別件の裁判に出席する前、ソウル東部地検の前で記者会見を行い、このように述べた後、「政府当局が直ちに解決するべき」と話した。

キムさんは、自分の世帯も昨年１２月に暖房量が「０」となっているという指摘に対し、「計器（熱量計）が故障したのですぐに管理室に行ったが、管理室長が計器を直さずそのまま使用するようにと言った。甘い誘惑に駆られた」と話した。

これに対し管理室長（６０）は「２月に熱量計を交換するか修理するように伝えたが、キムさんが話を聞かなかった」と反論した。

一方、ソウル城東警察署は何度か暖房量「０」の場合があった世帯のうち一部で、熱量計の封印紙が毀損しているのを確認した。警察の関係者は「熱量計が設置されてから長い時間が経過し、自然に毀損したことも考えられるので、まだ住民が操作したと断定することはできない」と説明した。