ソニー、ジャンクボンド墜落の危機
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.19 10:16
ソニーの株価が18日、東京株式市場で8.64%も下落した。1940円まで値下がりした。午前は一時13%近く暴落した。東京証券取引所が一時的に取引を中断するほどだった。この日一日に消えた時価総額は1924億円にのぼる。さらに米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は「ソニーを格下げする可能性がある」と明らかにした。現在のソニーの格付けはBBB-。一段階落ちてもソニーの社債はジャンクボンド(投機等級)となる。
禍根は無配当と生存不安。前日の17日、ソニーは今年の純損失が2300億円に達するという見方を示した。4カ月前に出した予想値より5倍も多い。スマートフォンなどモバイル機器の販売が不振だったと理由を挙げた。これとともにソニーは無配当を宣言した。1958年の上場以来初めてのことだ。ソニーは「今年7-9月に1800億円を減損損失として計上するため」と説明した。ウォールストリートジャーナル(WSJ)は専門家の言葉を引用し、「無配当はソニー担当アナリストが予想していた。市場はソニーの未来にさらに失望するようだ」と評価した。