【社説】セウォル号政局の異常進行批判した朴大統領
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.17 14:48
朴槿恵(パク・クネ)大統領が昨日の閣僚会議で、セウォル号政局の核心の争点について言及した。真相調査委が捜査・起訴権を持つのは三権分立と司法体系の根幹を揺るがすものであり、セウォル号特別法を外部勢力が政治的に利用してはならず、与野党の2次合意案は「最後の決断」であり、「麻痺国会」は国会の義務を果たしていないというものだ。朴大統領は惨事当日の自身の動向について各種の疑惑が提起されたことについて「国民を代表する大統領に対する冒とく的な発言が度を超しており、これは国民に対する冒とく」と強く批判した。
大統領の言及は、行政府のトップとして守るべき原則に沿うものだ。行政府の最高責任者として大統領は憲法が規定する司法体系を守らなければならない義務がある。当然捜査・起訴権の歪曲や乱用を防がなければならない。特検が保障されるにも関わらず民間調査委が捜査・起訴権を持つということは大統領の指摘の通り、外部勢力の政治的意図である疑いが濃厚だ。セウォル号特別法を口実に野党がほかの法案の処理に反対していることについて行政府トップが問題を提起することも必要だ。