「原発ゼロ」放棄した日本、原発再稼働の動き加速
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.12 09:55
日本の安倍晋三首相が4月「原発ゼロ」政策を公式に放棄した後、原子力発電所の再稼働の準備を急いでいる。日本原子力規制委員会は10日、鹿児島県の川内原発1・2号機の安全審査の合格証である「審査報告書」を承認した。2011年の福島原子力発電所の事故以来、一層強化された新たな安全審査で「適合」判定を受けたのは九州電力の川内原発が初めてだ。早ければ今冬に再稼働される見通しで、2030年代までにすべての原発をなくすことにした「原発ゼロ」政策は歴史の中に消えることになる。
原子力規制委の田中俊一委員長は「法律によって要求される水準の安全性が確保されたことを確認した」と明らかにした。だが原発周辺の火山爆発や航空機衝突の危険などに対する安全対策が不十分だという分析が多い。規制委がこの日公開した1万7819件の国民の意見の中には安全への不安が少なくない。