【社説】「良い職場だけ休んで…」振替休日制、正しい施行を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.11 17:17
2014年9月10日の色はカレンダーごとに違う。あるカレンダーは公休日を意味する赤色で、またあるカレンダーは平日である黒色で表示されている。色の差が今年初めて導入された振替休日制の混乱を端的に見せている。振替休日制というのは公休日と週末が重なる場合に、休日ではない日を休日に指定して公休日の数を保障する制度だ。だが立法過程で混線が生まれながら誰もが一緒に休むことのできない不明瞭な制度になってしまった。
10日のインターネット掲示板には、勤務した会社員による不満の文が殺到した。「君は休んで私は出て」「良い職場は休んで、悪い職場は出てきて」「公(官庁)は休んで、私(企業)は仕事して」…。官公庁・学校・金融機関の従事者は全て休日を楽しんだが、民間企業は事情がそれぞれだった。大企業の80%以上は休んだ一方、中小企業の半分ほどは出勤していたと暫定集計された。普段の勤務条件が良い職場を中心に振替休日の恩恵を享受したのだ。保育園・幼稚園が休みになる中で、幼い子供を持つ中小企業の共稼ぎ夫婦は、子供を預けるところがなくてやきもきした。