アップルがスマート腕時計の「アップルウォッチ（Ａｐｐｌｅ　Ｗａｔｃｈ）」を９日（現地時間）、ｉＰｈｏｎｅ６・６ｐｌｕｓとともに公開した中で、来年初めに計画されているアップルウォッチの発売日が話題になっている。

アップルはここ数年間ｉＰｈｏｎｅとｉＰａｄなどの新製品を９～１０月に発売し、年末時期に集中的に販売する戦略を続けてきた。実際にアップルの製品販売量や売り上げも第７－９月期と１０－１２月期に急激に増加し、１－３月期と４－６月期には急激に減る姿を見せた。

アップルが来年初めにアップルウォッチを発売する最も大きな理由は、まだ量産を始められなかったためと思われる。同日発表されたｉＰｈｏｎｅ６と６ｐｌｕｓはうわさを通じて製品スペック、外観などが知らされたが、アップルウォッチはセキュリティーが徹底的に維持された。アップルがサプライズショーでアップルウォッチを公開したが、量産を先送りしたために発売が遅れたということだ。

２番目としてはスマート腕時計市場の成長の勢いを把握して発売を遅らせる可能性だ。現在のスマート腕時計市場は、規模が増加しているがまだ大きくはない。これに対しスマート腕時計に対するマーケティングを始めて消費者の認識を変えるには時間がかかるということだ。

３番目はｉＰｈｏｎｅ・ｉＰａｄと同じ時期に出てくれば関心が分散する可能性があるためという分析だ。また、１０－１２月期にｉＰｈｏｎｅを買いながら価格が最低３４９ドルのアップルウォッチを顧客が追加購入することは容易ではないという点を念頭に置いたかも知れない。これに対しアップルが１０－１２月期にはｉＰｈｏｎｅとｉＰａｄを主力に、１－３と４－６月期にアップルウォッチを主力で売る製品循環周期を作ることができるという予測が提起されている。

アップルのティム・クック最高経営者（ＣＥＯ）は、アップルウォッチについて「今まで私たちが作った端末の中で最も個人的なものとして会社の新たな１ページを開く製品」と明らかにした。