【時論】遺族の知恵、セウォル号政局の解決もできる(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.01 17:32
秋夕(チュソク、中秋)が近づく。その前にぎっしりと詰まった政局が解けてセウォル号惨事真相究明の道がパッと開けたら良いと思う。遺族の犠牲と苦痛が流失せずに安全な大韓民国をつくる貴重なエネルギーに発展することを願う。そうするならば何よりも朴槿恵(パク・クネ)大統領の前向きな姿勢が必要であり、政権与党の責任意識、野党の忠実な民意の代弁が重要だ。しかし現在は政局解決法のカギを遺族が握る状況になった。これに対し遺族の知恵を検討してみようと思う。
まず遺族を眺める視線が複雑に絡まっている。小枝を取り除いて核心を堅持しながら、柔軟性を発揮すべき時だ。遺族のそばに多数の国民がいる。一緒に泣き、一緒に苦痛を体感した数多くの国民がいる。遺族は彼らとともに行かなければならない。2つを分離させようとする工作と陰湿な攻撃が猛威を振るっている。そのために知恵が要求される。