サムスン電子が第２四半期のロングタームエボリューション（ＬＴＥ）携帯電話市場でアップルを抜いて１位を奪還した。市場調査会社のストラテジーアナリティクスが２４日に明らかにしたところによると、サムスン電子は第２四半期の世界のＬＴＥ携帯電話市場で２８６０万台、シェア３２．３％を記録し１位に上がった。第１四半期に１位だったアップルは４０．５％から３１．９％に下がり２位となった。販売台数も前四半期より４４０万台減った２８４０万台にとどまった。第１四半期の新製品効果が消えたためだ。ＬＧ電子は「Ｇ３」を前面に出し５２０万台を売って３位の５．９％となった。シェア５％以上のメーカーはサムスン電子とアップル、ＬＧ電子の３社だけだった。

今後競争はさらに激しくなる見通しだ。ストラテジーアナリティクスは今年のＬＴＥ利用者の割合がスマートフォン使用者の７０％台まで増えるとみている。２０１８年には９９．２％と事実上すべてのスマートフォン使用者がＬＴＥを利用する見通しだ。最も熱い戦場は中国だ。ストラテジーアナリティクスは２０１８年に中国市場の規模が３億６０００万台まで増えると分析した。業界関係者は「中国企業に有利な中国の市場環境を克服し技術力を基にＬＴＥ市場で確実に機先を制するのがカギ」と話している。