【時論】喫煙者には悲惨な広告を見ない権利もないのか=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.22 16:44
彼らは話す。「タバコは百害無益だ。社会的費用を途方もなく増やす。タバコの煙は死に導く発がん物質の塊りだ。だから喫煙は間接殺人だ。世界保健機関(WHO)がいうように、タバコは遠からず大量の死者を出すだろう。したがってタバコは罪悪そのものだ。一度中毒になれば抜け出す方法がなく、アヘンよりも強い麻薬だ。さあ、タバコを退治しよう。隣の人が吸うタバコは自分の健康を害するかもしれないだけに、すぐにその人に抗議しよう。すべての路上を、公園と飲食店、マンション、ビルを禁煙区域にし、タバコを吸う野蛮人を追放しよう」。
いまやタバコは公敵であり、喫煙者は罪人だ。テレビドラマと映画からもタバコは消えた。刃物で人をめった刺し、四肢が落ちて転がり、人に向けて銃を乱射する残酷な場面はOKでも、喫煙はタブーだ。高校の女性教師と男子生徒の愛や不倫行為は堂々と放送されるが、タバコはだめだ。タバコはいかなる社会的凶器よりもひどい凶器であり、喫煙はどの病理現象よりもぞっとさせる症状になったのだ。