韓国の国宝・宝物指定の文化財、2割以上に“欠陥”発見…深刻なケースも
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.08 14:33
野外にむき出しになりき損の危険が高い全国7393件の国宝・宝物など指定・登録文化財のうち、1683件(22.8%)が構造的な欠陥を抱えていることが明らかになった。すぐに措置をして、常時モニタリングなどが必要な状態だ。韓国文化財庁(庁長ナ・ソンファ)が学界専門家100人で構成した「文化財特別点検団」(団長パク・オンゴン弘益大学名誉教授)を設けて昨年末から今年5月まで現場調査を行った結果だ。
文化財庁が7日に発表した調査結果は、多くの文化財が数百年前に作られ自然的なき損が避けられない点を勘案しても「常識的な予想値」を越えるものだ。文化財庁は構造安定上、検査結果をA等級(良好)からF等級(直ちに措置)までの6段階に分けた。国宝のうち21件が補修整備が必要なE等級を受け、10件が定期モニタリングが必要なD等級判定を受けた。宝物のうちE等級は101件、D等級は7件、F等級も10件にもなった。