<韓国旅客船沈没>「私を救ったのは海洋警察・船員ではなく友人」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.29 10:41
「友人らと廊下に列をつくって救助を待った。手を伸ばせば届く距離に海洋警察がいた。海洋警察は出てこいとも言わず船に上がることもなかった。救助専門家である彼らを信じていたのに…」。
セウォル号から救助された壇園(ダンウォン)高校2年の生徒たちの証言だ。28日午前、水原(スウォン)地裁安山(アンサン)支部で光州(クァンジュ)地方裁判所刑事11部(イム・ジョンヨプ部長)の審理として開かれた生存生徒の証人尋問からだ。壇園高の生徒たちが事故当時の状況を証言するのは初めてだ。イ・ジュンソク船長らセウォル号の乗務員15人に対する公判進行中の裁判はこの日、安山で行われた。生徒たちが事故の後遺症で長距離の移動が困難な点を考慮した。証人尋問には女子生徒6人が参加した。生徒たちは「海洋警察も船員も、誰も脱出を助けてくれなかった」と話した。「大人たちが助けてくれたり、早く脱出しろと言ってくれたりしていたら、もっと多くの人が生き残った」と悔しがった。ほとんどの生徒が「乗客を見捨てて脱出した乗務員を厳罰に処してほしい」と話した。