【社説】兪会長の死因を迷宮入りさせた韓国警察、資格不十分だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.26 12:46
兪炳彦(ユ・ビョンオン)清海鎮(チョンヘジン)海運会長の遺体に対する国立科学捜査研究院(国科捜)の鑑識結果が25日に発表された。ひとまず遺伝子・指紋・歯の鑑識の結果、兪会長と一致することが確認された。しかし遺体がひどく腐敗し、兪会長の死因は迷宮入りした。兪会長が5月25日に順天の別荘から逃走してどこにいたのか、いつ死亡したのかは確認する方法がなくなった。
国科捜の鑑識結果を見ると、遺体発見後の警察の初動捜査にどれほど問題があったかがさらに明白になった。あたかも華城連続殺人事件を素材にした映画『殺人の追憶』で現場の証拠保全もせずどたばたする警察を見るようだ。当時に比べ国科捜の科学捜査技法ははるかに発展したが、現場警察官の捜査能力は全く改善されていないということだ。