【中央時評】2002W杯と天然ガスバスの追憶=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.19 13:33
ブラジルワールドカップ(W杯)がドイツの優勝で終わった。2大会連続で16強入りを期待していた韓国は2敗1分けに終わった。好調だったブラジルは準決勝でドイツに1-7、3位決定戦でオランダに0-3と完敗した。福祉予算をW杯インフラに注いでいるという反発を招きながら投入した12兆ウォン(約1兆2000億円)の経済効果(53兆ウォン)は空中分解した格好だ。最も大きな恩恵を受けた国は中国、労働集約的であれ先端産業であれ一人勝ちしたという。
改めて2002W杯を思い出す。当時のことを考えると、今でもエンドルフィンが湧き出すようだ。我々は環境W杯という旗幟のもと、町ごとにクリーンアップリーダーを選抜し、韓国代表サポーター「レッドデビルズ」に会って協調を求めた。競技の休み時間には大型スクリーンに周囲のゴミを片づけるクリーンアップタイムアニメを映し出した。市内の応援モニターにも同じようにその画面が浮かんだ。海外メディアには、雲のように集まった群衆が去った後がなぜこれほど整理されているのかという記事まで掲載された。特に記憶に残るのは腰が曲がるほど頑張る環境美化員との出会いだった。あらかじめ地域の環境美化員グループを訪ね、協力をお願いしながらモチとジュースで乾杯した。競技が終わった後には、代表団を1泊2日の温陽温泉慰安旅行に送った。環境部ホームページにはよくやったという称賛のコメントが書き込まれた。