開城で「ミサイル示威」…発射地点も徐々に南下(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.14 09:23
北朝鮮が13日午前、スカッドCミサイル2発を発射した。6月29日と7月9日に続き、この半月間で3度目となる。今年に入って5度目で、計10発のスカッドCを発射している。スカッドCは射程距離500キロの短距離弾道ミサイル。
北朝鮮が1980年代に開発したスカッドCは1発を発射するのにかかる費用が50億ウォン(約5億円)前後にのぼる。匿名を求めた脱北者は「北がイランなど海外に販売するミサイルは射程距離1キロあたり1万ドルとする」とし「500キロ飛行するスカッドCの場合、500万ドルの値をつける」と話した。輸出用でない場合、費用が下がるという点を考慮しても、移動や実際の射撃に動員される装備などを考えると、この日2発の発射にかかった費用は100億ウォンにのぼるというのが軍当局の観測だ。北朝鮮は通常、元山(ウォンサン)近隣や平安南道ファジンなど東・西海岸でミサイル試験発射をしてきたが、最近は発射地点を拡大している。