2020年に300兆ウォン市場…IT・電子業界の激戦予告=韓国(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.06.16 11:42
モノのインターネット(IoT)に対する関心が高まっている。モノのインターネットとは情報技術(IT)を基にわれわれの生活周辺の電子機器を有線・無線ネットワークと連結し、人とモノの間で情報交流し相互疎通するインフラとサービスを意味する。ドライバーがいなくても車が自分で駐車したり、店に入る瞬間に消費者が関心を持つブランドの品目と割引クーポンなどが自動でスマートフォンに転送されるのがモノのインターネットに基づいたサービスだ。情報通信会社のシスコは2020年には500億個のモノがインターネットにつながると予想した。現在の100億個の5倍に達する数値だ。ガートナーグループは2020年ごろにはモノのインターネットサービス市場の規模が3000億ドルに達すると予想した。
2020年、ワーキングマザーのキム・ミリさん(仮名)の家。朝6時に家のすべての照明が自動で点灯する。オーディオからは軽快なクラシック音楽が流れる。歯ブラシを持って歯を磨き始めるとすぐにセンサーが歯を検査する。「スケーリングする時期が来た」という情報が行きつけの歯医者のスマートフォンに自動転送される。家の掃除は人工知能を備えた掃除ロボットの役目だ。出勤に先立ち食事代わりに飲む牛乳を注いだ。牛乳が足りなくなれば冷蔵庫が自動で注文を入れる。きょうの出勤服は黄色いワンピース。天気と気分、生体リズムなどを考慮して服を選ぶ「マイクローゼット」を利用し勧められた。マンションの駐車場に降り車のキーを置いてきたことに気付いたキムさん。