【特別寄稿】米国の失敗に学ぶ、国家災難対処法(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.09 10:10
4月16日に発生したセウォル号惨事に対し、米国人も深い哀悼の意を表わす。筆者は最近、韓国訪問でこの惨事による韓国人の悲しみと怒り、そして当局の不十分な災難対応による国家的混乱を目撃した。米国も多くの惨事を体験した。2005年8月ハリケーンカトリーナに対する未熟な対応は、当時ジョージ・W・ブッシュ大統領のリーダーシップに打撃を与えた。災難対応では米国も多くの失敗を犯した。こうした米国の失敗と経験が、韓国人がより良いシステムを構築するのに役立つと信じて、次の5つの意見を提示したい。
最初に、すべての大型災害は結局、政府信頼の危機へと拡大する。2011年、日本を襲った地震の津波は福島原子力発電所に深刻な損傷を与えたが、政府のまずい対応はこれを超大型危機へと追い込んだ。その結果、日本国民は今でも当時の衝撃と政府への不信感から抜け出すことができない。