天安門事件から25年、厳戒態勢…観光客の抗議に「黙れ!」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.05 16:53
4日午前10時(現地時間)、北京天安門東側の地下道。25年前のこの日、民主化を要求した市民と学生に対する中国軍の流血鎮圧で数百-数千人が死亡した歴史の現場だ。広場につながる地下道の中には、約300人の観光客が身分証明書や持ち物の検査を待っていた。配置された警察は9人。
検査場所の前で警察が40歳代のインドネシア華僑女性のパスポート情報を無線端末に入力した。5分待っても情報が出てこないため、警察はパスポートを最初から最後まで調べた。その間10分。異常を発見できない警察は、今度はこの女性に中国訪問目的を尋ねた。旅行会社の旗を持つ女性ガイドが「中国人と団体旅行中」と説明すると、警察は「黙れ」と怒鳴った。20分ほど過ぎたが、この女性は広場への入場を拒否された。記者が検査の場面を撮影しようとすると、「写真を撮れば連行する」と警告を受けた。