【時視各角】一発で吹っ飛ばす恐ろしい世の中=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.03 17:56
先週、ソウル大教授約200人がセウォル号時局宣言文を出し、韓国社会の根本的な省察を要求した。意味のある声明だ。しかし時局宣言に参加した教授が別の教授のメールをフェイスブックに公開し、後味の悪さを残した。「交通事故などをもってソウル大教授名義の声明書を出すというのは恥ずかしいことだ。犬や牛も出す声明書!自制することを願う」という内容だ。もちろん同意しがたく、激しい意見だ。しかし時局宣言に反対するからといって、同僚教授のメールを公開してしまうのは礼儀ではない。
多くの人が疎通を話す時代だ。相手に対する配慮なく疎通は不可能だ。言葉を交わすのに先立ち、相手を受け入れようとする姿勢が重要だ。報道局長の言葉が気に入らないからといって歪曲したり、同僚教授が送ったメールをむやみに外部に出してしまえば、それ以上の疎通は期待できない。