【社説】再び起きた民間ダイバー死亡事故=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.02 08:59
セウォル号救助活動中にまた犠牲者1人が出て、私たちを沈痛な思いにさせている。民間ダイバーの故イ・ミンソプ氏(44)が、不明者捜索のために船体の窓の切断作業をしている間に事故死した。すでに民間ダイバー故イ・グァンウク氏が救助作業中に死亡する事故があったのに、2人目の犠牲者が出てきたのだ。汎政府事故対策本部は先月31日、民間ダイバーの安全を管理するとしてベテラン民間ダイバーを団長・副団長とする「潜水士安全支援団」を結成したが、一歩出遅れた感がある。
特に今回の事故に関しては、死亡したイ氏がダイバー資格証を有しておらず、対策本部が事故初期に身元の把握さえできないなど右往左往する様子を見せて別の論議が起きた。救助活動の人材についての安全対策だけでなく、管理さえ粗雑なのではないかという指摘だ。これについて海洋警察側は「深海で潜水できるダイバーを探すのは容易ではないが、亡くなったイ氏の場合は20年の経歴があって深海への潜水が可能な人材だと判断した」と説明した。