【噴水台】セウォル号が残した課題、「災難とメディア」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.19 15:26
「バグダッドの空が明るく光っています。空が光で満ちています」。
1991年、第1次湾岸戦争を報道したCNNの従軍記者ピーター・アーネット氏の最初の言葉だ。CNN取材陣はイラクのバグダッドのホテルの部屋から、連合軍の爆撃があふれる街をカメラで撮影して夜じゅう放送した。テレビ劇場で戦争を生中継する時代の幕開けだった。CNNが世界のメディア市場で一躍スターになる瞬間でもあった。しかしCNNの報道は一方的な米国中心主義に、戦争をまるでインベーダーゲームのように見せ、当然働くべき米国社会の罪の意識を希薄にさせたという批判を受けた。