現代自動車が米国で２億４８６０万ドル（約２５５２億ウォン）の懲罰的損害賠償評決を受けた。陪審員団の現代車の車両欠陥により事故が起きたという判断に従ったのだ。現代車は「事故の原因は製造欠陥でない」として控訴する方針だ。

米国のモンタナ連邦地方裁判所陪審員団は１３日（現地時間）、２０１１年７月に発生した２００５年型ティブロン事故と関連して「ステアリングの部品が折れ、車両の方向が逸れたことで事故がおきた」と評決した。この事故で３人が亡くなった。遺族賠償金は８６０万ドルだが、懲罰的賠償を加えて２億４８６０万ドルの賠償評決が下された。今年１－３月期の現代車営業利益の１３％に該当する規模だ。これに対し、現代車弁護団は被害者が事故直前に爆竹を買った点を上げ、車内にあった爆竹が爆発して発生した事故だと主張した。事故が起きた日は花火が多い米国独立記念日（７月４日）の２日前だった。米国高速道路交通安全局（ＮＨＴＳＡ）が受け付けた２００５年型ティブロン関連クレーム３７件中、ステアリング関連は２件だ。

この評決がそのまま確定するかは不透明だ。モンタナ州は懲罰的損害賠償額の上限を１０００万ドルとしているためだ。懲罰的損害賠償の代表的判決であるマクドナルドのホットコーヒー事件（１９９２年）も賠償額が初めは２８６万ドルだったが、最終的に６４万ドルに減額された。