米議会、「戦作権転換時期見直し」追認
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.10 09:19
米国議会が、戦時作戦統制権転換時期を見直すことにした韓国政府と米国政府の決定を認めた。米連邦下院軍事委員会(委員長ハワード・マッケオン)は8日午前(現地時間)の全体会議で、全会一致でこうした内容が盛り込まれた2015国防権限法(NDAA)を通過させた。
下院軍事委は国防権限法案に「韓米関係増進のための議会の認識」という報告書を挿入した。この報告書の6番目の項目で下院軍事委は「韓米両国が北朝鮮の核・ミサイル脅威など領域内で変化する安保環境に基づき、現在2015年となっている韓国主導防衛のための戦作権転換時期の見直しが可能だと決めた」とし、これを認めると明示した。オバマ米大統領と朴槿恵(パク・クネ)大統領が先月25日にソウルで行った首脳会談で決めた事項をそのまま確認したのだ。政府当局者は「米議会が戦作権転換時期の見直しを事実上追認したとみられる」とし「付則などで添付する形でなく、法案の本文に盛り込んだ点も意味がある」と述べた。