セウォル号の惨事、根本的な問題点を聞く(七)…高麗大教授
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.09 14:10
船舶のバランスを取るバラスト水の不足、緩い貨物固定…。セウォル号の転覆と沈没の原因はすべて表れたのだろうか。リレーインタビューの7回目、高麗大法学専門大学院の金仁顕(キム・インヒョン)教授(55)の分析を聞いた。海上法専門家の金教授は「セウォル号が短時間で沈没したのは、船が傾きながら貨物と車が出入りする通路の役割をする船舶のランプ(ramp)部分に水が流れ込んだためであるようだ」と述べた。こうした事故を防ぐためには「外航商船に適用される厳格な安全基準を内航旅客船にも適用しなければいけない」と主張した。金教授は韓国海洋大を卒業した後、10年間、航海士・船長などを務めた。船の座礁事故を経験したのをきっかけに学者になった海上災難専門家だ。
--事故の直接的な原因はほぼ明らかになったようだ。