北朝鮮のナンバー2崔竜海に失脚説…黄炳瑞を次帥に抜擢
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.29 08:50
北朝鮮の権力ナンバー2の崔竜海(チェ・ヨンヘ)人民軍総政治局長が胆石治療のため平壌(ピョンヤン)の烽火診療所に入院中であることがわかった。平壌・普通江(ポトンガン)区域にある烽火診療所は党幹部など特権層を対象にした病院だ。
北朝鮮の内部情報に精通したある当局者は28日、「最近公式の席から消えたとされる崔竜海総政治局長が現在烽火診療所に入院中であると把握されている」と伝えた。崔竜海の突然の入院と関連し情報当局は、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が昨年末の張成沢(チャン・ソンテク)処刑後に急激に影響力が大きくなった崔竜海を牽制するために下した措置である可能性があるとみている。張成沢処刑を主導した労働党組織指導部の黄炳瑞(ファン・ビョンソ)第1副部長が最近崔竜海の不適切な言動と行動を金正恩に報告し金正恩の怒りを買ったためとの観測も出ている。これと関連し、最近金正恩が、崔竜海が総括責任を負っている前方軍部隊の戦闘態勢能力に対し「問題がある」として崔竜海を公開叱責したという情報も入手したという。