「品質は韓国、価格は中国」戦略で成功した韓国化粧品(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.04.09 15:33
韓中修交はすでに22年目だ。多くの企業が中国に投資し、今でも中国に進出している。彼らには成功の不文律が1つある。「高級・高価市場で勝負をかけろ」ということだ。不明瞭な安モノ製品は中国にも散在しているからだ。果たしてそうだろうか。2004年に中国で化粧品会社「KALAKALA」を設立して経営しているイ・チュンウ社長(52)は、その通念を打ち破ったという点で注目されている。
先月27日北京。タクシー運転手が「中日友好病院の前」と言って降ろした通りは、華やかさとはほど遠いところだった。安っぽい店がひしめき合い、道行く人々もむさくるしく見えさえした。「KALAKALA」という看板を探すことさえ容易ではなかった。ドアを押して入った店舗の最初の印象は「狭い」だった。16.5平方メートル(約5坪)余り、客と思われる20代の女性4、5人がおしゃべりをしていた。一方では店員が椅子に座った客にメーキャップをしていた。