国の債務が昨年より215兆ウォン増加、年金改革が急務=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.09 10:23
公務員・軍人年金が雪だるま式に増え、今後125万人の公務員・軍人が受け取る年金額が国の債務を上回ったことがわかった。これに伴い、潜在的年金負債を含めた「実質負債」も初めて1000兆ウォン(約97兆4000億円)を突破した。公務員・軍人に死亡時まで支給しなければならない年金は期待余命に基づくと昨年末基準で596兆3000億ウォンとなり、国の債務482兆6000億ウォンより113兆7000億ウォン多かった。これは国の暮らしを根幹から揺るがす素地を持っており、すぐに年金制度の手術を含めた対策を立てなければギリシャ式の財政破綻の可能性も排除できないという指摘が出ている。
韓国政府は8日に閣議を開き、「2013会計年度国家決算報告書」を議決した。これによると、年金など将来負担しなければならない負債まで含めた財務諸表上の国の負債は昨年末現在1117兆3000億ウォンで、前年の902兆1000億ウォンより215兆2000億ウォン増えた。