【コラム】日本のイオンが示唆する「最後の100メートル」を減らす方法
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.01 16:52
デジタル技術がショッピング文化を変えている。流通業界ほどモバイル技術やクラウド、ソーシャルネットワークサービス(SNS)、ビッグデータの影響を大きく受ける分野も少ない。実際これまで流通業界は新しいデジタル技術の導入を通じて、コスト削減や顧客満足を達成するために努力してきた。しかし大規模な投資に見合う効果を得ているかどうかは疑問だ。
一般的に流通業では、購買から売り場の陳列台に並べる過程までを直接統制可能な範囲と見なしている。このうち過去20年間に最も大きな革新を見せたのは、購買から店舗到達までの供給網だった。しかし顧客に届くまでの最後の段階である売り場の倉庫から陳列台までの過程には、依然として多くの非効率が残っていた。製品が陳列台に到達するまでの、いわゆる「最後の100メートル」は特に悩みの種だった。研究の結果によると、最後の100メートルは店舗の労働時間全体の10%以上を占め、ここに付随的な在庫調整や倉庫整理などを含めると、さらにこの数値が大きくなる。また、この活動はデジタル技術より、人の労働に依存するしかない。