事実上、Ｗｏｎｄｅｒ　Ｇｉｒｌｓの活動が難しくなった。ファンもメンバーもよく知っている。ソネが昨年１月、韓国系カナダ人宣教師と“サプライズ結婚”したのに続き、１０月には娘を出産した。１８日には「夫とハイチで５年間の布教活動に入る」と明らかにした。

ソネはファンコミュニティーを通じて「５年間ハイチで過ごすことにした。芸能人活動もこうした状況の中でしていく計画」と伝えた。芸能活動に言及したが、布教期間はＷｏｎｄｅｒ　Ｇｉｒｌｓのメンバーとして活動するのが容易でない。布教活動が終わる５年後は３０代に入っている。ガールズグループとして活動を再開するのが難しい年齢だ。

ソヒは女優の夢を抱いて再契約を拒否し、ＢＨエンターテインメントに移った。残りのメンバーも個別に活動中だ。このようにＷｏｎｄｅｒ　Ｇｉｒｌｓをめぐるすべての状況は「Ｗｏｎｄｅｒ　Ｇｉｒｌｓ解散」に向かった。しかし所属事務所ＪＹＰ側はＷｏｎｄｅｒ　Ｇｉｒｌｓの解散は絶対にないという立場だ。

◆Ｗｏｎｄｅｒ　Ｇｉｒｌｓへの強い愛情

状況は厳しいが、事務所もチームも「解散」という言葉を避けている。Ｗｏｎｄｅｒ　Ｇｉｒｌｓに対するメンバーと事務所の思いが強いからだ。ＪＹＰの関係者は「Ｗｏｎｄｅｒ　Ｇｉｒｌｓは活動中断状態であり、解散ではない」とし「会社もそうで、メンバーもＷｏｎｄｅｒ　Ｇｉｒｌｓに対する思いが強い。長いあいだ活動しながら、お互い親友になった。再び活動する余地がある状況で解散する理由はない」と伝えた。

２００７年にデビューし、８年目に入ったＷｏｎｄｅｒ　Ｇｉｒｌｓのメンバーの友情は強いという。ソンミの脱退、米国での活動など苦労を一緒にし、さらに友情は深まった。Ｗｏｎｄｅｒ　Ｇｉｒｌｓは会社の立場でも特別な存在だ。ＪＹＰを３大芸能プロダクションに成長させるのに最も大きく寄与したグループがＷｏｎｄｅｒ　Ｇｉｒｌｓだ。ＪＹＰが生んだ最大ヒット曲「Ｔｅｌｌ　ｍｅ」「Ｎｏｂｏｄｙ」などもＷｏｎｄｅｒ　Ｇｉｒｌｓが歌った。活動が難しいという理由でチームを解散させるには、Ｗｏｎｄｅｒ　Ｇｉｒｌｓが持つ象徴性があまりにも大きい。

◆第２のフィンクルの可能性

もう一つの理由はファンの支持だ。関係者は「活動を長期間休んでいるが、Ｗｏｎｄｅｒ　Ｇｉｒｌｓに対するファンの支持は変わらない」と伝えた。

個別活動をするメンバーにもＷｏｎｄｅｒ　Ｇｉｒｌｓファンの存在は心強い。解散してファンに背信感を抱かせる理由はない。先輩のフィンクル（Ｆｉｎ．Ｋ．Ｌ）が良い例だ。２００４年の活動を最後に公式的なチーム活動は一度もないが、解散は発表していない。フィンクルファンが貴重な存在であることを知っているからだ。

一方、Ｗｏｎｄｅｒ　Ｇｉｒｌｓの他のメンバーは、活発ではないものの着実に前進している。イェウンはプロデューサーとしての成長に努力している。ソンミの新アルバムに収録された「それが君なら」を共同作詞・作曲した。ＪＹＰの関係者は「あまりにも音楽好きで、歌うのと同じくらい作ることも好む。プロデューサーとしての活躍を期待してほしい」と伝えた。

ヘリムは特技の英語を生かしている。ＥＢＳ（韓国教育放送公社）ラジオ番組『イングリッシュゴーゴー」で毎週水曜日に「Ｗｏｎｄｅｒ　Ｋ～Ｐｏｐ！」コーナーを担当している。韓国語の歌詞を英語に、英語の歌詞を韓国語に変えて紹介している。

ヘリムは韓国語・英語・中国語・広東語の４カ国語を操る。司会としての実力もあり、今後、芸能番組などでの活躍が期待される。

ユビンは女優として活動する計画だ。昨年、ＯＣＮドラマ「ザ・ウイルス」でデビューした。現在、次の作品に向けて演技の勉強をしている。