今シーズン終了後の朴智星（パク・チソン、３３、アイントホーフェン）の去就がサッカーファンの関心事に浮上した。周囲の関係者、球団、サッカー関係者などが朴智星の決定を待っている状況だ。

アイントホーフェンのマルセル・ブランツ技術理事は１２日、オランダ現地メディアを通じて、「球団側は朴智星とさらに１シーズン一緒にすることを強く望んでいる」としながらも「今季後に選手生活を続けるのか、また、どのチームでプレーするのかを決める権限は選手自身にある。球団は返事を待たなければいけない立場」と述べた。

朴智星は今季、古巣のアイントホーフェンで活躍中だが、シーズン日程を終えた後は元所属チームのクイーンズ・パーク・レンジャーズ（ＱＰＲ、イングランド）に復帰しなければならない。朴智星とＱＰＲの契約期間は来年６月まで。契約を忠実に履行した後に次の進路を模索するというのが朴智星の基本的な考えだが、移籍交渉、ひざの状態などの変数により変化が生じる可能性がある。

アイントホーフェンが朴智星に「あと１シーズン」を望む理由は、チームに必要な選手という判断のためだ。朴智星は最近、出場時間が増え、シーズン終盤の重要な時期にアイントホーフェンの６連勝に貢献した。また、２０代前半が中心のチームで精神的リーダーの役割も担っている。競技力、存在価値ともに満足しているというのがアイントホーフェンの判断だ。

選択の幅は広い。アイントホーフェンに残留しなくても、元所属チームのＱＰＲで再挑戦することもできる。第３の選択も可能だ。Ｋリーグや北米メジャーリーグサッカー（ＭＬＳ）、中国スーパーリーグのいくつかのクラブが朴智星に関心を見せている。引退して第２の人生を始めることも考えられる。

一方、「朴智星のひざの状態が深刻だ」という一部の報道は事実でないことが明らかになった。父のパク・ソンジョンさんは１２日、韓国日刊スポーツとの電話で、「智星のひざが正常でないというのは周知の事実」とし「試合翌日に他の選手とは違う回復練習をするというのは正しいが、『立ち上がれないほど』という報道は全く違う」と話した。最近、オランダの一部のメディアは「朴智星の右ひざが深刻な状況だ。今季、試合の翌日にはベッドから起き上がれないほどだ。１試合に出場した後、数日間は休養する」と報道した。