韓国憲法裁判所、男性だけに兵役義務「合憲」決定
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.12 14:22
男性だけに兵役義務を課するのは、平等権を侵害した差別なのか、条件を考慮した合理的政策なのか。憲法裁判所は、I氏(22)が兵役法第3条1項を違憲として提起した憲法訴訟で、裁判官全員一致の意見で合憲としたと11日明らかにした。
2011年に身体検査で1級現役兵の入営対象者処分を受けたI氏は、男性の兵役義務を規定した兵役法の該当条項が自身の職業選択の自由などを制限し、平等権を深刻に侵害しているという理由で憲法訴訟を起こした。女性の身体的能力が軍服務を履行できないほどかけ離れていないため同等に兵役義務が課せられるべきだという趣旨だ。I氏は「平均出産年齢がますます高くなって軍服務と女性の出産の相関関係はますます弱まっている」として「一方、男性は人生の最も重要な時期に就職準備ができず、大きな不利益をこうむる」と強調した。