【コラム】GDP統計の致命的欠陥=韓国(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.03.04 14:18
いつからか私たちは「国内総生産(GDP)マニア」になってしまった。「GDPの落とし穴」にはまったと言っても過言ではない。経済が良いのか、そうでないのかを判断する最も的確な定規としてGDP成長率を活用するかと思えば、政府経済政策の成否を判断する最も中心的な尺度としてGDP成長率を突きつけたりもする。GDP成長率が高ければ成功した政府、低ければ失敗した政府と考えてきた。
そのような定規で見れば、金泳三(キム・ヨンサム)政権(年平均7.4%)が金大中(キム・デジュン)政権(5.0%)よりましで、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権(4.3%)が李明博(イ・ミョンバク)政権(2.9%)よりましな政府ということになる。さらには現政権の474政策が成功するとしても金大中政権や盧武鉉政権の成果を凌駕するのはもちろん、李明博政権の成果ですら追い越すのも手ごわいように見える。