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【コラム】ソチオリンピックの前と後(1)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.03.03 16:48
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ソビエト連邦が崩れた後、ロシアは歴史的にいろいろと難しい問題に直面した。自尊心は崩れた。ロシア人は傷ついた自尊心を戯画化して、こんな話を作り出したりした。「四方を見回しても問題だけだね」「問題がない所があるだろうか。考え出すのも難しいな」といった話だ。

ソ連が直面した問題は、肉体的努力で解決することはできないものだった。人々が努力し続けて一定の時間が過ぎれば解決の糸口を見つけられるという問題ではなかった。ソ連の問題は当時の人々の心理的な問題であり、解決するのがはるかに複雑だった。多様でさまざまな問題の中で、心理的に最も深刻な問題をというなら、ロシア人である私は「アイデンティティの喪失」を挙げる。

 
ソ連のアイデンティティ喪失は、ソ連国民のだれもが体験した問題だった。しかしソ連の旧構成員のうちでも特にロシアに深刻な跡を残した。ソビエト連邦化を最も積極的に主導したロシア人は、国家に必要なソ連人養成のためにならばソ連のすべての心理的枠組みを受け入れた。代わりに、もともと存在してきたロシアのアイデンティティは消えた。

そうやってあらゆるものを捧げたソ連が崩壊した。すると、より大きな危機が訪れた。ロシア人以外の民族的なアイデンティティは依然として白紙で残ったのだ。この問題は、ソ連傘下のさまざまな民族および国々よりもロシアにさらに深刻な外傷を負わせた。ソ連崩壊後にロシアに居住するすべての人がロシア人になり、本来のロシア民族だけのアイデンティティは消えたためだ。ソ連崩壊後にはパスポートに所属民族を表記する規定もなくなった。皆が「私はロシア人」と言える状況になりながら、むしろロシア人だけのアイデンティティは消えたのだ。ソ連に属するすべての共和国の中でロシアだけが固有の国を持つことができなかった。ロシアはソ連崩壊後このような国家的象徴を喪失し、以後、相当な努力を傾けてその象徴を作り出さなければならなかった。

ソチオリンピックの開幕式・閉幕式を見ながら「ロシアのアイデンティティ」というテーマに首をかしげた方がいたかもしれない。一見ロシアは、それなりのアイデンティティが確固たる国のように見える。しかし実状はそうではない。ロシアの政治・経済・文化・社会・スポーツなど各界各層は過去20年間余り、この質問を毎日しつこく繰り返しながら生きてきた。「私たちは誰なのか」。

(中央SUNDAY第364号)


【コラム】ソチオリンピックの前と後(2)

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