ソニー・ヤフー、無理な事業拡大失敗…「それでも変化してこそ生き残る時代」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.28 09:31
攻撃的な領土拡張が必ずしも企業にとって得になるばかりではない。無理になじみがうすい業種に飛び込んで、かえって会社の存続さえ脅威を受ける状況に追い込まれたりもする。
一時、世界電子業界を平定したソニーの没落が代表的な例だ。ソニーはハードウェアだけでなくソフトウェアも強い企業を目標とし、エンターテインメント分野に集中的に投資した。1989年、米国コロンビアピクチャーズエンターテインメントを買収して映画事業に飛び込み、2004年にはMGMを買収するなど巨額を注ぎ込んだ。だが、資金が計画通り回らず財務状況が悪くなり始めた。これは研究開発(R&D)投資減少につながり、ソニーの自負心だった「技術力」を引き下げた。他事業進出が収益性悪化はもちろん企業のアイデンティティまで曖昧にさせたという評価だ。