【中央時評】教室で文化の多様性を教えよう=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.25 13:54
米国は小学校の時から文化の多様性を教える教科課程がよく発達している。授業時間に各国の言葉で数の数え方を共に習ったり、色々な国の伝統衣装を着てみたり、伝統的な料理を作ったりする。中国語で数を数え方を習う時には中国系の学生が前に出て流ちょうな発音で「イー、アー、サン、スー」と言いながら授業を主導する。ピザをみんなで作る時間にはイタリア系米国人の児童が得意顔で食べ物について紹介する。早くから「人種のるつぼ」であった米国は、多様な文化を理解することが偏見のない社会を作る第一歩という事実を認識し、去る30年間、小学校から教育してきた。
21世紀に入り、韓国は多様な人種が共に集まって生きる多文化社会で急速に変化している。最近3年間、毎年平均3万組のカップルが多文化家庭を持ち、現在約20万余世帯が大韓民国に根をおろして暮らしていると推定される。その子供の数だけでも15万人にもなる。韓国保健社会研究院の資料によれば、2050年には多文化家庭人口推定値が216万人に達する。