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<ソチ五輪>今日は“ヨナの夜”…「リプニツカヤよ、これが黄金ジャンプだ」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.19 10:27
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18日(日本時間)、ロシアのソチアイスバーグスケートパレスでは「フィギュア三国志」が繰り広げられた。「フィギュアクイーン」キム・ヨナ(24)が朝の練習をした後、浅田真央(24、日本)とユリヤ・リプニツカヤ(16、ロシア)が若干の時間差を置いて練習した。20日の深夜0時から始まる女子フィギュアスケートのショートプログラムを前に、彼女たちの間に緊張感が流れた。キム・ヨナはショートプログラムのテーマ曲『悲しみのクラウン』に合わせてスピンとステップを主に点検した。早めの練習だったのでジャンプに力を注がなかったが配分された練習時間(35分)が終わる頃に高空ジャンプをこなした。主な特技のトリプルルッツ+トリプルトゥループのコンビネーション・ジャンプまで完ぺきに成功した。浅田とリプニツカヤは初めから多彩なジャンプを試みて速度を出した。

◆フィギュアクイーンの余裕=キム・ヨナはショートとフリープログラムいずれも超高難度プログラムを準備した。難しい演技に切ない感情まで溶かし込むのがクイーンの余裕だ。フリーのBGMはアルゼンチンタンゴの巨匠アストル・ピアソラが書いた『アディオス・ノニーノ』だ。キム・ヨナが「歴代で最も難しいプログラムだ。初めは後悔もした」と言った。速い展開で行き違うリズムに合わせて複雑なステップとジャンプを行う演技がかなり難しい。しかし時間が経つほどキム・ヨナは難しい動作を簡単に表現し遂げている。基本点数10.10点に達する3回転連続ジャンプ(トリプルルッツ-トリプルトゥループ)がキム・ヨナの演技の核心だが、練習で見せるジャンプの速度・飛距離・高さ全てが最上レベルだ。

 
◆浅田の8回の冒険=女子選手の中で唯一トリプルアクセル(3回転半)ジャンプを飛ぶ浅田は、トリプルジャンプにかけている。トリプルアクセルは浅田にとって両刃の剣だ。今シーズンも浅田は国際大会でトリプルアクセルをすっきりと成功させたことがない。倒れたり回転数が不足したりした。

ジャンプの難易度が高い浅田の延期は基本点数が高いが、これを忠実に実現できずに加算点を多く受けられない。代わりにトリプルアクセルジャンプを含むトリプルジャンプ6種を8回試みる予定だ。キム・ヨナとリプニツカヤのトリプルジャンプが6回であることを勘案すれば、やはり基礎点が10点以上高い。

◆リプニツカヤとプーチン大統領=団体戦で金メダルを取ったリプニツカヤは『愛はまごころ(ショート)』と『シンドラーのリスト(フリー)』を選んだ。15歳の少女としてはこなしにくい重くて弱々しい印象の音楽を選んだ。アン・ソヨン大韓スケート連盟理事は「リプニツカヤがまだ幼く、この曲を完全に理解して演じるには不足感があると思われる」と話した。リプニツカヤの技術については異論はない。体操選手の出身らしく優れた柔軟性を前面に出したスピンが圧巻だ。

リプニツカヤはロシアのプーチン大統領とロシアファンたちの応援を一身に受けている。プーチン大統領が団体戦競技の時にリプニツカヤの頭をなでて励ましたのは、ホームアドバンテージが非常に作用するという印象を与えた。


【特集】ソチ冬季オリンピック2014

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    2014.02.19 10:27
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    左から、ユリア・リプニツカヤ、キム・ヨナ、浅田真央。
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