準備は終わった。淡々とオリンピック（五輪）を準備してきた“フィギュア女王”キム・ヨナ（２４）の華麗なフィナーレも目前にしている。

キム・ヨナは１８日（日本時間）、ロシア・ソチのアイスバーグスケートパレスで３５分間、公式練習を行った。キム・ヨナはショートプログラム（ＳＰ）「悲しみのクラウン」に合わせてスピン、ステップを中心に点検した後、他の選手の練習時間にはさまざまなジャンプをしながら調整した。

キム・ヨナはＳＰ実戦練習でジャンプを見せなかった。早朝に練習したため、ジャンプよりも氷質に慣れるのに集中する姿だった。しかし体がほぐれた後、他の選手の練習中にはジャンプをチェックした。

リンクの上を動き回りながらキム・ヨナはトリプルルッツ、トリプルフリップ、ダブルアクセル－トーループーループコンビネーションジャンプなどをきれいに決めた後、特技のトリプルルッツ＋トリプルトーループコンビネーションジャンプまで完ぺきに成功させた。コンディションに全く問題がないことを証明する格好となった。続いてＳＰの最後に見せるチェンジフットコンビネーションを点検したキム・ヨナは余裕の表情で午前の練習を終えた。キム・ヨナは取材陣とのインタビューなく、すぐに競技場を出た。

一方、キム・ヨナとメダルを争うとみられる浅田真央（２４、日本）、ユリア・リプニツカヤ（２４、ロシア）もこの日午前、ＳＰの練習を行った。ＳＰで同じ組（５組）に入った両選手は音楽に合わせてジャンプと全体の動きをチェックした。浅田は特技のトリプルアクセルを点検し、リプニツカヤもいくつかのジャンプをチェックした。

キム・ヨナはこの日午後、スケートトレーニングセンターでフリーの練習を行う予定だ。


【特集】ソチ冬季オリンピック２０１４