【時視各角】アン・ヒョンスの金メダル、クールに祝う(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.17 15:34
ロシア選手になったビクトール・アン、アン・ヒョンス(29)がショートトラック1000メートルで金メダルを獲得した後、インタビューをこのように結んだ。「選手が競技に集中できる環境が形成されることを望む」。こういう言葉も述べた。「ずっと走りたかったし、けがのためやめたくなかった。自分の選択が間違っていないことを見せたかった」。
アン・ヒョンスは2003年からショートトラックを支配してきた選手だ。瞬間的な爆発力と繊細で激しいコーナーリングが逸品だ。先日ソチで見られたアン・ヒョンスの実力は全盛期ほどでないのは事実だ。「スケート連盟がピークは過ぎたと評価した」(アン・ヒョンスの父の証言)、「アン・ヒョンス? 強い外国選手にすぎない」(韓国ショートトラックのコーチ)という評価は間違ってはいない。それでもピークが過ぎた結果が金メダルという事実が骨身にしみる。ビクトール・アンの完ぺきな勝利だ。