「歌王」チョー・ヨンピル（６４）が、「地球レコード」が持っていた自身のヒット曲３１曲についての権利を２７年ぶりに取り戻す道が開かれた。

チョー・ヨンピルのヒット曲『おかっぱの髪』『ロウソクの灯』『旅立ちます』など３１曲は地球レコードが著作権を持っていた。該当曲が再録音されたりＤＶＤ販売されたりする場合、地球レコード側に著作権料が入っていた。昨年このような事実が不平等契約だとして一度オンラインで騒ぎになった。だが地球レコード側が昨年、チョー・ヨンピルに３１曲の配布権と複製権を移転するという内容の公証書類を受け付けて事件は新たな局面を迎えることになった。

チョー・ヨンピルの所属事務所側は「公証書類が受理されたそうだ」としながら「（地球レコード側の）善意と解釈する問題だ。お互いの間の誤解のような部分が残っていて、まだこの部分について話すことは控えたい」と言葉を慎んだ。

チョー・ヨンピルは１９８６年に地球レコードと契約して「知的財産権の一部譲渡」契約を締結した。チョー・ヨンピルが作曲した３１曲についての複製権と配布権を地球レコード側が持つという内容だ。当時チョー・ヨンピルは著作権についての概念が不足していて、この契約を問題視していなかった。だが結局２００４年にこの権利をめぐって地球レコードを訴訟し、最高裁で敗訴した。