【社説】一流の代表選手、三流のバドミントン協会=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.30 13:44
「イ・ヨンデ、ドーピング摘発」。28日午後1時20分、放送・インターネットは一斉に緊急ニュースの字幕を出した。国民は驚いた。2008年北京オリンピック(五輪)の金メダリストで人気スポーツスターのイ・ヨンデが禁止薬物を服用したということなのか。20分後、修正速報を見てもう一度驚いた。「イ・ヨンデがドーピング違反、資格停止1年」。しかしさらにあきれる修正緊急ニュースが残っていた。「イ・ヨンデ、協会のミスでアジア競技大会出場できず」。
イ・ヨンデがキム・ギジョンとともに懲戒を受けた過程は一つのコメディだ。世界アンチ・ドーピング機関の検査官は昨年3月と11月に韓国を訪問し、泰陵選手村を訪問した。大韓バドミントン協会がドーピング防止管理電算システムに入力した選手の所在地でドーピングテストをするためだった。しかしイ・ヨンデは別のところで練習または大会出場中だった。昨年9月には協会が定められた期間内に所在地の情報を入力せず警告を受けた。結局、“三振アウト”規定に基づき、資格停止1年となった。両選手はこの夏の仁川アジア競技大会に出場できない。怠惰なバドミントン協会のために生じた惨事だ。