「安い!」中国にまで噂になった韓国・仁川地下商店街(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.29 11:40
土曜日の25日午後、仁川(インチョン)港から遠くない新浦(シンポ)地下商店街。中古の携帯電話を売るヘマルグム通信の店舗前に、大きな旅行カバンをもった10人余りが集まっている。誰かが質問を投げかけた。「多少銭(いくらですか)?」。中国山東省から来た観光客だった。彼らは店の中国人スタッフと駆け引きをしながら携帯電話を選んだ。威海から来た女性(33)は「化粧品を買いに来たが、携帯電話の値段が安くて見て回っているところ」と話した。
仁川地下商店街に外国人観光客が押し寄せている。仁川第2国際旅客ターミナルから徒歩15分程度の距離にある東仁川(トンインチョン)駅一帯の地下商店街がそうだ。全体面積1万5345平方メートル(4650坪)に757店舗が新浦・東仁川・仁峴(インヒョン)など5つの商店街に区分されているここは、週末になると8000~1万人の外国人でにぎやかになる。概して地下商店街が衰退してしまったほかの地域、ほかの都市とは全く違う姿だ。主に売る商品は、服や靴・カバン・アクセサリー・化粧品・携帯電話などだ。外国人観光客の大部分を占める中国人が好きな品目だ。吉林省から来たという女性(34)は「色々な商品を安く買えて、免税店・デパートではもらえないような化粧品サンプルを用意しているのが魅力」と話した。中国のほか、フィリピンなど東南アジアの観光客もたくさん訪れる。