世界の金融市場、新興国ショックが先進国も揺さぶる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.28 08:47
グローバル金融市場がまたけいれんを起こした。先週末にアルゼンチンで始まった“金融けいれん”が北米とアフリカ、欧州を経て27日に韓国など東アジア市場まで襲った。この日KOSPIは1.56%(30.22ポイント)下落した1910.34で取り引きを終えた。為替相場もドルが急騰し不安なスタートを切ったが勢いは落ち着き前取引日より3.2ウォンのドル高となる1ドル=1083.6ウォンで取り引きを終えた。しかしマレーシア・リンギットはドルと比べこの3年間で最低に下がった。日本と中国の株価も2%以上落ち込んだ。そのため新興市場恐怖指数(VIX)が昨年10月以降で最高値を記録した。
今回の世界的な金融不安は2度目のけいれんに当たる。昨年8月にインドやトルコなどの通貨価値が下落し1度目のけいれんが起きた。昨年6月に米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が量的緩和縮小の方針を公開したためドルの流れが米国に逆流したためだ。この日ロイター通信は専門家の話として、「世界の金融市場が4カ月ぶりに再び新興国ショックに揺れている。世界の資産と通貨市場が巨大な下落の渦の中に引き込まれている」と伝えた。欧州の株価も一斉に下落で始まった。