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価格下げてデザイン変えた起亜車「K9」、復活の兆し

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.22 11:22
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“悲運の車”として残るところだった起亜自動車の最高級車「K9」に復活の兆しが表れている。価格帯を低めて車の等級を調整したところ、契約台数が徐々に増え始めた。

起亜車によると、9日に2014年型「K9」の販売に入って以来、最近まで約10日間で契約件数が300台を超え、400台に近づいている。従来の販売台数に比べると、かなり増えている。「K9」は過去1年間、月平均販売台数が419台で、昨年12月には222台に終わった。

 
2012年に「K9」が最初に登場した当時、この車への関心は大きかった。現代車のエクウスに匹敵するほどの起亜車の最高級モデルで、鄭夢九(チョン・モング)現代・起亜車会長が新車発表会に出席したのに続き、この車を自分の“愛馬”と見なすほどだった。

しかし実績は期待に達しなかった。月2000台の販売を目標としていたが、初年8カ月間の販売台数は7599台に終わり、昨年は5029台とさらに落ちた。輸入車はもちろん、エクウス(1万2733台)とジェネシス(1万2147台)の半分にもならない。

エクウスとジェネシスの中間級というあいまいな位置づけと高い価格(5166万-8439万ウォン)、最高級セダンとしてはやや破格的な前面部のデザインなどが販売台数不振の要因に挙げられる。現代・起亜車の関係者も「本当よい車だが…」と言いながらも、これといった代案を用意できなかった。

その「K9」に今年に入って突然復活の兆しが表れた背景には、果敢な戦略修正があった。起亜車は2014年型を出し、価格を4990万-7830万ウォンに低めた。エクウス(6798万-1億1260万ウォン)の地位を眺めていた車をジェネシス(4660万-7210万ウォン)に近い等級の車として位置づけた。前面のデザインをより重厚な形態に変えた点も好評を受けている。起亜車の関係者は「この傾向なら1カ月に700台以上は売れる見込み」と話した。

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