米軍の防衛費分担金、使用先の協議に課題=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.14 08:28
韓米両国が合意した今年の在韓米軍の防衛費分担金9200億ウォン(約897億円)は、韓国国民(5000万人)が1人あたり1カ月1533ウォンを負担しなければならない金額だ。9回にわたる交渉の末に総額に合意したが、容易ではない作業が残っている。韓国が出すお金を在韓米軍がどのように使うのか協議しなければならないという、もう1つの課題がある。昨年とは違い韓国は、在韓米軍側から予算使用計画書を受け取って検討することにしたからだ。透明性確保のためである。こうした作業は今後45日以内に終えることになっている。
政府は昨年水準で細部に配分されると見て交渉を準備中だ。政府当局者は「米国が提出する関連資料と文書に基づいて、項目別の配分について総合的な検討と評価をする」としながら「昨年と類似の比率で決まるだろう」と話した。人件費や軍事施設費、軍需支援費など大きい項目に分けて支給した昨年の韓国側の分担金比率はそれぞれ40%:40%:20%だった。これをそのまま適用する場合、在韓米軍に雇用された韓国の雇用員の人件費は3680億ウォンになる見通しだ。ここに弾薬や装備整備、輸送、物資購買に必要とされる軍需支援費は1840億ウォンになる。