韓国のスーパーリッチ、中国から引き上げて米ETFへ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.30 16:16
キム・ミンスさん(56、仮名)は昨年秋、ユニクロの親会社である日本上場企業ファーストリテイリングに1億ウォンを投資した。為替リスクが気になったが、新興国で生産した低価格の衣類を世界に速やかに流通させるファストファッション事業の成長の可能性を高く評価した。6カ月後の今年春、キムさんの収益率は日本円基準で75%だった。キムさんは「円安のため韓国ウォンでの収益率は50%に減ったが、国内ではこういう機会を探すのは難しかったはず」と話した。キムさんは今年、米国上場指数ファンド(ETF)やフランスのエネルギー企業などに投資範囲を広げた。
国内投資家の海外株式投資が増えている。韓国預託決済院によると、2011年に118億1001万ドルだった海外株式投資規模は今年は27日までに223億1226万ドルと89%成長した。市場が拡大する中、証券会社も海外株式取引プログラムと両替、為替ヘッジ、譲渡税処理までさまざまなサービスを出している。