張成沢の転落と共に戻ってきた呉克烈(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.25 11:44
呉克烈(オ・グンニョル)が戻ってきた。一時「左の成沢、右の克烈」と呼ばれた平壌(ピョンヤン)権力の実力者であった。彼が張成沢(チャン・ソンテク)の粛清と共に相次いで姿を見せている。2010年9月、金正恩(キム・ジョンウン)が後継者に指名された後、冷や飯の境遇に立たされた呉克烈(83、国防委副委員長)が、公開の席で比重の高い位置に登場したのは先月14日、平壌で開かれた「全国科学者・技術者大会」だった。金正恩第1書記が参加した席で、彼は朴奉珠(パク・ボンジュ)首相や崔泰福(チェ・テボク)労働党秘書に続き序列第3位に上がった。この日軍部からは唯一、呉克烈だけが参加した。軍関連の行事でもない場所に異例に軍を代表する形で現れて存在感を誇示したのだ。
しかし当時は「張成沢」に焦点が合わされていて彼の再浮上はそれほど注目を浴びていなかった。だが今月に入っても呉克烈の公開活動は続いた。彼はキム・グクテ国家検閲委員長の死去の際の葬儀委員に名前を上げた。韓国当局は彼が葬式にも参加したと把握している。17日に開かれた金正日(キム・ジョンイル)2周忌追悼行事にもほかの軍実力者らと共に参加した。