北朝鮮、粛清政局を突破するため第4次核実験?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.11 08:56
張成沢(チャン・ソンテク)粛清以後、北朝鮮が住民の動揺を防いで体制安定のために北核カードを再び持ち出す可能性があるという分析が韓国政府から出ている。政府関係者は10日「北朝鮮が粛清政局の中で内部的強化のために第4次核実験などの誤った選択をする可能性もあると見て注目している」と明らかにした。北朝鮮は昨年12月、長距離ミサイル(銀河3号)の発射実験をしたのに続き、今年2月に第3次核実験を押し切った。韓半島(朝鮮半島)情勢に不安感をつのらせて危機を高める戦術によって、内部の結束を固める典型的な北朝鮮式の統治術だ。
高麗(コリョ)大学北朝鮮学科のチョ・ヨンギ教授は「過去にも北朝鮮は対内的な動揺をぐっとつかんで結束を固めようと、韓国哨戒艦『天安』事件のような強力な形の軍事的挑発を試みてきた」として「今回も北朝鮮が追加の核実験カードを対内的な用途として使って、内部の結束と体制安定を模索する可能性がある」と分析した。