【コラム】韓国人、家族と「夕食のある人生」をもう一度(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.02 13:34
「ストリート・テント・レストラン」。フランスのブランド、ルイ・ヴィトンの旅行ガイド『LVシティガイド-ソウル』に出てくる屋台の別の名前だ。名付け方にウィットと才覚が際立つ。氷点下10度の中で所得や学閥を無視して仲良く過ごし、「私たち」を感じて楽しむ所として表現した。代表著者のミッシェル・テマンは、「本を書きながらソウルの魅力にはまった」と話した。
だが笑ってやり過ごすには負担となる評価もある。米CNNは韓国の「ナンバー1」10種類の中に爆弾酒文化と仕事中毒を挙げた。会社で爆弾酒による飲み会をして2次会にはストリート・テント・レストランに行き…。家族と夕食はいつ食べるのだろうか。このほど保健福祉部が発表した国民健康栄養調査によると、家族と週4回以上夕食をする比率は66.5%だった。40代男性は57%でさらに低い。週末の2日を除くと平日に2回以上家族と食事する場合をいう。6年前の76%から10ポイント落ちた理由は生活がもっと乾いているためだろう。平日に家族と過ごす余暇時間も106分にしかならない(家族実態調査、2010)。