「九月山遊撃隊」生存者会いに北朝鮮訪問した85歳米国老兵、「スパイ」にした北朝鮮
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.02 09:33
北朝鮮が、抑留中の韓国戦争参戦老兵の米国人メリル・エドワード・ニューマン(85)の自筆の謝罪文が公開された。北朝鮮はこれを「ニューマンが罪(北朝鮮敵対行為)を認めて謝罪した」と宣伝して出て論議が起きている。
北朝鮮は先月30日、官営宣伝メディアの朝鮮中央通信を通じてニューマン氏が書いたというA4用紙4枚分の英文自筆「謝罪文(Apology)」を提示した。それと共に「彼の対朝鮮敵対行為は、さまざまな証拠物によって立証され、彼は自らすべての罪に対して認めて謝罪した」と主張した。ニューマン氏が謝罪したという具体的内容は、韓国戦争当時に活動した九月山(クウォルサン)遊撃隊に関する内容だった。中央通信は「(九月部隊の顧問官出身である)ニューマンが、祖国解放戦争(韓国戦争の北朝鮮式呼称)の時期に九月山一帯で偵察・破壊行為を行ったスパイ・テロ分子とその遺族を捜し出して南朝鮮の反共和国謀略団体『九月山遊撃軍戦友会』と連係させようとする犯罪を敢行した」と明らかにした。九月山遊撃軍戦友会は、韓国戦争当時にいわゆる九月山遊撃隊として知られた陸軍の諜報部隊出身の参戦勇士の集いで、ほとんどが北から南へ下ってきた人々で構成された韓国内組織だ。