【噴水台】水産物の放射能恐怖で大当たりの「アメリカンロブスター」と「ノルウェーサーモン」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.21 14:38
先週末、買い物に行ったスーパーで不思議な光景を見た。あの遠い大西洋産のロブスターが冷凍でもなく生きたまま積まれていて、しかも消費者はなんの抵抗感もなく次々と何匹も買って行ったのだ。あまり馴染みのない材料なので、私はさばいて料理する自信もなかった。そのためロブスターを手にとったもののまた元に戻したが、横にいた年配の女性がこのように話した。「生姜数片とレモン一切れを入れて煮るといいよ」。そこで、もともとそういうふうにして食べるのかと尋ねたところ、この女性は「私流のやり方だよ」と答えた。すでに消費者はロブスターに馴染んでいるかのように見えた。
スーパーの水産物バイヤーに「なぜいきなりロブスターなのか」と聞いてみた。バイヤーは「今年の夏、日本の原子力発電所から流出した放射能汚染水の恐怖で、水産物の消費量が大きく落ちた。その雰囲気を転換しようと思って行った企画セールだったが、大当たりだった」と話した。それから韓国に入ってきたロブスターは60万匹。アメリカンロブスターの10匹のうち3匹は現地より韓国で多く食べられた。